教科書をAIに渡して授業プリントを作ってみた|元教師の正直な評価
教員時代、授業プリントを作るのに毎回1時間ほどかかっていた。
問題を選んで、レイアウトを考えて、解答欄のスペースを調整して、解答を作って……。授業の準備と並行してやる作業としては、正直しんどかった。
あのとき今のAIがあったら、と思って試してみた。
やったこと
教科書のページをスクリーンショットで撮影して、Claudeに渡した。プロンプトはこうだ。
この教科書のページをもとに、高校生向けの授業プリントを作ってください。
・教科書の問と同程度の問題を2問、やや難しい問題を2問追加
・解答欄のスペースを十分に取る
・B4を横長に使用、縦2分割で作成
・解答は別途まとめて最後に載せる
・数式は数式モードで入力する
これだけだ。
実際の出力結果
10分もかからずにWordファイルが完成した。基本問題2問・応用問題2問・解答付きの構成で、レイアウト指定もそのまま反映されていた。


正直な評価
単純な演習用プリントとしては使える。問題の難易度バランスも悪くなかった。
ただ正直に言う。「授業準備が楽になったか」と聞かれると、疑問が残る。
現実的な話をすると、教科書会社が授業プリントのデータを用意していることが多い。スタディエイドのような教材サービスを使えば、プリント作成自体はもっと効率的にできる。
今回試してみてわかったのは、指示の仕方にまだ工夫が必要だということだ。「プリントを作って」というだけでは、授業の流れや生徒のレベルに合わせた細かい調整までは難しい。AIをうまく使うには、こちら側の指示の精度を上げていく必要がある。
まとめ:「下書きを作る」ツールとして可能性はある
完成品をそのまま使えるわけではない。でも指示の出し方を工夫していけば、授業準備の一部をAIに任せられる可能性はある。
引き続き試して、より実用的な使い方を探していくつもりだ。